毎号購入してます”Fly Fisher Magazine”ですが、今回は少しだけ地形図の見方などが掲載されておりまして、ご紹介を(僕らの店では販売しておりません)
新規開拓
渓流釣りを楽しんでいますと、どうしても入ったことの無い谷に出かけたくなるもので「あの谷にはきっと魚がいるだろう」「あそこにはどんな魚がいるのかな」なんて思いながら、地形図を片手に渓相をイメージしながら妄想にふける時間も楽しいものです。
また、そんなイメージを膨らませて出かけて出会った魚は非常に嬉しいものです。

今年出会った嬉しい瞬間
時に初めて訪れる谷で出会う良型の魚を友人と眺める時は、何とも言えぬ嬉しさや感動があるもので、渓流釣りを楽しむ醍醐味のひとつと言っても過言ではないかもしれません。

そんな山女魚のひとつです
僕らの店で釣りを始めた方々も、最初は安全で知った谷に入りますが徐々に「新しい谷を見つけたい」と冒険願望に駆られていくもので、そんなお客様から情報をいただけるのも立場的に嬉しいポイントです…汗
そんな新規の谷を見つける、または遡行する時に必ず読めた方が良いのが地形図。
地形図の必要性
山を歩いて楽しむハイキングも、渓谷を遡行して楽しむ渓流釣りも、地形図は読めた方が絶対に良いと思います。

Fly Fisher Magazineより
今ではGPSアプリの存在もあるため、現在位置は容易に確認できるようになりましたが、安全面の観点からも楽しみの観点からも、地形図が読めるのと読めないのでは大きく異なりますし、そもそも登山道ではない山の中を歩くことの多い渓流釣りでは、必ず読めた方が良いのが地形図です。
例えば入渓地点・脱渓地点の確認や、エスケープルート、危険箇所の判断に森の植生等、地形図から得られる情報は非常に大切であり面白いもので、慣れれば雨の時の水の増水具合なども含めて、様々な情報を地図から得られます。
と言うより新規の谷に行こうという時は、絶対読めた方が良いです。
地形図が読めるということは、自分の遡行技術などに見合った谷かどうかを判断するポイントにもなるので、怖い思いをせずに安全快適に楽しむためでも必要なことです。
なかなか覚える機会のないもの
GPSアプリが普及する前はGPS機器は高く、必然的に地図とコンパスに高度計だけを頼りに遡行せざるを得ませんでしたが、最近はGPSアプリの普及によってすぐに現在位置の確認が可能です。 その反面アプリで何とかなるために、なかなか地図を読む力を養う機会が生まれず、僕らもお客様と釣りに出かけると、ついつい釣りばかり…
遡行時の注意や危険なことなどは、お客様に同行しながらご説明することがほとんどですが、地図の読み方までとなると多いことではありませんし、むしろ関心の無い方に読図を教えるなんて言うのは、なかなかな苦行になりかねないので地図を片手に一緒に歩くことはそんなに多くありません。
が、こうした雑誌で説明されているのは嬉しいことですし、地図に頼りすぎると…ということも併せて書かれています。
是非、良い機会なので手に取って読んでみてほしいなと思うと同時に、読図ができるようになって少し冒険を楽しんでいただければ嬉しいです。

冒険中に友人と出会った山女魚
上の写真はまだ腕に高度計がついてるので、地図しか頼りがなかった頃だなと思いながら…
皆様もくれぐれも安全に、素敵な冒険を楽しんでください。
Fly Fisher Magazine ↓
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