アウトドア屋のライフログ

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森を想う方

先日は仕事の打ち合わせで、宮崎県延岡市に位置する上鹿川という小さな村にお邪魔しておりました。
小さな村と言いましても、このエリアには鉾岳・ダキ山・宇土内谷・鹿川渓谷をはじめ様々な山や渓谷が存在し、登山・ハイキング・クライミング・渓流釣り・アイスクライミングと1年を通して様々なアクティビティを楽しめるエリアで、僕らは頻繁に通う場所。

今回のTOPの写真は、その上鹿川エリアで森を守る活動をされている”フォレストマントル上鹿川”という団体の事務局を務める西さんという御方と僕の写真でございまして、僕が森に関わる方の中でも敬愛する方のお一人。僕にとっては宝物の写真の1枚です。

様々な魅力のある地域、素敵な活動をされる方々、そんな一部を店のWEBサイトで少しずつご紹介していこうと、そんな話もあり店のWEBサイトでもコンテンツを更新しましたので、合わせてご覧いただければ幸いです。

PORTALのWEBサイトへ

森を想う方

“森を想う”という表現は、僕がこの方と話をしていて常々感じる表現。

“森を愛する方”でもあり、”森を守る方”でもあり、”森を楽しむ方”でもあり、どれもだなと思いつつ話していると”想う”という表現だなと先日感じておりました。
樹木や野鳥や様々な森に存在するモノを想い、親しみ、そして楽しみ、守り、この方を慕って色々な方が訪れます。

僕は上鹿川というエリアに通い始めて10年以上が経ちますが、いつもこのエリアを訪れると不思議と温もりを感じるもので、それはこうした”森を想う方々”がいるからかなと、西さんと話していると、いつも感じます。

楽しむ者、守る者、調べる者、暮らす者

そんな西さんと、僕らのように自然を楽しむ物、それを守る者、調べる者、そこに暮らす者。
それぞれがもっと関係性を持ち、お互いを知り、より良い関係性を作り、より良い未来へ繋がったらいいなと、そんな夢物語をいつも上鹿川で話します。

最近は薪ストーブで暖をとりながら

最近は薪ストーブで暖をとりながら

そして僕らはいつも、僕の店の取引先である方々にもそうした想いや活動を応援いただいていますが、そうした背景までも西さんは理解してくださり「もっとみんなで良い未来に繋げられるといいな」と、毎度背中を押してくださいます。

そしてそうした想いは徐々に、守る人・暮らす人・調べる人を繋ぎ、それぞれと個別で話していたことが、いつしかみんなで夢物語を話すように。そんな輪が生まれたきっかけを作ってくださったのも、この西さんのお蔭でもあるのです。

以下のリンク(店のWEBサイト)でも紹介しましたが、先日は僕らの店に大学の名誉教授がお越しくださり、僕らが日頃楽しむ山間部の魅力や環境問題・地域課題などについて話してくださいましたが、そうした企画も森を楽しむ僕らと、調査・研究する方々が繋がることで、楽しみはより増していき、調査研究する方々はほんの少しでも意欲向上に繋がったならと願うばかりです。

店で実施した講話の模様

森と人

僕らの幼少期の頃と比較して生活様式も大きく変わったことで、僕自身も含めて森や山などの自然と人の暮らしが遠くなったのかなと感じることがあります。
ですが、今でも森に暮らす西さんにとって、森や自然は身近なものであり、森も人も愛すべき対象であり、想いを寄せるものであるもの。

以前、僕らのお客様に「人が名前で呼ばれると嬉しいように、木々や自然も名前を覚えてもらうと嬉しいものだ」と語ってくださいました。そして僕は常々思いますが、名前を知ることは森や自然を楽しむ僕らにとっても、より楽しみを増すものです。

打ち合わせの前に撮影したジョウビタキ

打ち合わせの前に撮影したジョウビタキ

樹木、山野草、野鳥、渓魚、地質と山や山間部に出かけて楽しむ際は、様々なものを知っていると楽しく、最近ではお客様も野鳥の囀を聞いて鳥の名が分かるようになってきたり、野生動物を探したり、樹木の美しさに見惚れていたり。

そんな姿を拝見しておりますと、僕や西さんを始め山や森に関わる方々の想いが”ほんの少しずつ”でも伝わっているのかなと感じ、嬉しく思うのであります。

これからの森との関わり

“これから先の森との関わり方”

そんな話が時折山間部の方と話していますと話題に上がります。
先日話をした山間部の方は「学校もない、病院もない、そんな場所に人が増えるのはなかなか難しいものだろう」と語りながら「だから遊びに来てくれる方は大切で、少しずつ人が増えれば、そこに仕事が生まれ、人が集まるかもしれない」と、そんなことを想いながら日々の仕事を一生懸命に淡々をされていると語っておりました。

良い森と、そこに集まる方々

良い森と、そこに集まる方々

僕らが日頃楽しむ山や山間部では、人口減少や過疎化、限界集落、高齢化、後継者問題という言葉を頻繁に耳にします。
僕らが楽しむ様々な場所の多くは、誰かが整備し、誰かが守り、誰かが維持しようと努めている場所であり、そうした方々の想いを知り、いろんな方と一緒に身体で感じることで、僕らにできることというのを日々模索したいなと、そんなことを上鹿川を訪れる度に感じさせていただきます。

炭鉱が稼働していた頃と、今の時代とは決して同じような栄え方をすることはありませんが、これからの僕らは今の時勢にあった森との付き合い方を楽しんで、盛り上がるといいなと思うものです。

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Shogo Nakano

宮崎県のアウトドア屋「PORTAL」の店主です。 山歩き、渓流釣りをはじめ、のんびり色々な自然の楽しみ方を満喫しながら、色々な方と一緒に遊べるのを楽しみにしています。

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