一昨日は大雨が降り、昨日は雨降らず。
さて今日は釣りが出来るのだろうかと、非常に淡い期待を持ちつつスタッフを連れて出かけてまいりました。
しかしながら、あまりに雨が降っていたので、釣りにならなかった時は野鳥でも写真に撮ろうかと、車には釣り道具とカメラに望遠レンズを入れて早朝に出発。
横着者は釣果が伴わないものです…
渓谷に到着し川を見ますと、水は増えているものの何とか遡行は出来る状況でございますが「最悪野鳥でも眺めるか」という気持ちもあり、本来ならば少し上流域まで上がり釣りをする場所ですが「面倒だなぁ」という怠けの気持ちが生まれ、下流域から釣りをスタート。

ゴォと激しい音はしていましたが遡行は出来る程度
怠けの気持ちを持ちつつ、しばし釣り上ってみましても”横着な気持ちを持った釣り人”と遊んでくれる魚も居ませんもので「今日はイマイチだな」と思いながらふと林道に目を向けますと、土砂崩れと倒木で林道が崩落しておりまして…
「これは帰るのが面倒だなぁ」と思った時点であっさり釣りは終了…汗

ゴウゴウと流れる川
「まぁ、釣れなければ野鳥を探そう」と、そう思って出かけている時点で、気持ちの半分は野鳥に向いているのでありまして、こんな横着な気持ちで遊んでいる際は大抵釣れないもの。
結局大量のヤマビルを足につけただけの釣行でございました…汗

ヤマビル(苦手な方、ごめんなさい)
軽く10匹はヤマビルを取り払い「以前はこんなに居なかったのにな」等と呟きながら、ヤマビルに耐性の着いたスタッフに関心する釣行でございました。
ブッポウソウ探し
さて、釣りを早々に諦めましたら、今回のお目当てのブッポウソウ探しへと移動します。
夏鳥のブッポウソウ。
先日お客様と山歩きへ出かけた帰りに車から皆でブッポウソウを見つけたのですが、そのポイントではよくブッポウソウに出会うので「今回も居るはずだ」と根拠のない自信を持ってブッポウソウがよく現れる場所へ。
現地に到着しましたら、いつも居る場所には何の野鳥も見当たらず…それでも時間を空ければと、再び移動して一旦昼飯の時間をとります。
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山間部の美味い食事をのんびりといただいたら、再びブッポウソウをよく見るポイントへ移動。すると一羽発見!
「ヨシ!」と車を停めてカメラの準備をしているうちに、ブッポウソウが飛び去ってしまう失態をしてしまい、ここからは根気比べでございます。
鳩に間近でその光景を嘲笑われておりました…

見たいのは君じゃないんだよんなぁと
隠れず、歩き回るのでなかなか現れず
僕の知っている野鳥を撮影する方々は、隠れたり目立たないようにしたり、じっと我慢し待っていたりと忍耐の撮影に臨んでいる方が多いのですが、僕はどうも”ジッと”してられない性分のようで、ウロウロと歩き回るのため野鳥もそう簡単にカメラに収めることは出来ません…
アカショウビン、サンコウチョウ、ヤマセミをはじめ、色々とよく出会ったり声を聞いたりしていても、いざ写真となると当然のことながら苦戦します。
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結局近くに来てくれたキセキレイを撮影して楽しみます。

キセキレイ

キセキレイ
釣りはサクッと諦めましたものの、ブッポウソウは「お客様にも見せてあげたいな」という気持ちがあるため、ウロウロ歩いてしまうクセに粘ります。
ようやくブッポウソウとご対面
粘る(ウロウロする)こと1時間以上…
ありがたいことにブッポウソウがようやく姿を現わし、遠くからではありますが何とか1枚。

ブッポウソウ-仏法僧-
飛んでいる姿も非常に美しく1枚でも撮れればと思いつつ、そこまでは粘れませんでしたが、ウロウロする僕も、さすがに鳥が来てくれたら静かにジッと眺めます。
そうして待っている間にもう一羽。

運良く二羽一緒に
何とかブッポウソウを写真に収めて、これでお客様にも見せてあげられるなと、自分の楽しみ兼仕事の1日でございました。
夏はついつい、涼を求めて渓流釣りばかりに出かけてしまいますが、山や山間部には夏鳥が訪れ、毎回のようにヤマセミに出会い感動します。久々にカメラ片手に野鳥の多い場所で、のんびりと夏鳥を探すのもいいなと思う休日でございました。
登山やハイキング、クライミングに渓流釣りと、何かひとつに没頭するのも面白いものですが、色々な発見を楽しみつつ山や山間部の様々な表情を楽しむのも、また面白いものでございます。
ご覧いただいた方が身近な自然の中で、色々な楽しみを見つけていただけたならと願いを込めまして。
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