定休日二日目。
前日に案内人と源流遡行で疲労困憊となりましたが、翌朝も早朝から渓谷へ。
今回は「夏の良型山女魚に出会いたい」とそんなご要望のお客様にお供して早朝出発、果たして良型の山女魚に出会えるでしょうか…
初日の釣行については、以下のリンクをご覧ください。
良型山女魚との出会い
それにしても、今シーズンは店が運営させていただいているアウトドアのコミュニティで、渓流釣りを始められる方が多く渓谷三昧な夏。個人的には嬉しい限りです…
今回お供させていただいたのは、昨年から渓流釣りを始めたMikiさん。
登山・クライミング・渓流釣りと様々なアクティビティを楽しみつつ、夏の遊びとして渓流釣りにハマり中。
今年も美しい良型山女魚に出会い、感動していたのをハッキリ覚えております。

Mikiさんが今年出会った美しい山女魚
いやぁ、美しい色に素敵な顔をした山女魚でございました。
遡行にも慣れ、高巻きにも慣れ…笑
今回は遡行距離が少々長い谷での釣行でございます。
渓谷の花
前日に出かけた案内人との源流釣行と異なり、女性陣と遡行すれば花にも目が行くもので…笑
遡行ペースが遅くなりすぎない程度に、花も鑑賞して楽しみます。

イワタバコ

ギボウシ
渓谷には渓谷にしかない植生や野鳥も見れるので、そうした楽しみも満喫しながらの遡行。
とは言え遡行距離もあるので、定期的に時計と地図を見ながら遡行ペースも考えて進んでまいります。
ギラっと魚影
ポツポツと綺麗な山女魚に遊んでいただくMikiさん。適度に魚影もあり釣れた魚の美しさに感動したら川へと帰します。

釣れた山女魚を撮影するMikiさんと、それを撮影するスタッフ
随分と釣りにも慣れてきて、トラブルなども少なくなったように感じますが、きっと頭の中では「まだまだ…」と思ってるんだろうなと、そんな事を思いながら眺めておりました笑
そんな中で、ギラっと尺近い山女魚の魚影。
一瞬ルアーに喰らいついたと思えば、残念ながらバラしてしまい、良型をキャッチするには至りませんでしたが、あの魚影はきっと大興奮だったと思います…笑
都度「何故だろう」と試行錯誤するMikiさんは、完全に渓流釣りの虜。その試行錯誤がまた面白くもあり、難しくもあるのでございます。
スタッフもMikiさんも「何故だろう」「どうすれば」と試行錯誤の時間。

スタッフも試行錯誤中
良型山女魚
そんな中で僕のフライに出てきてくれた良型山女魚。
何とか体裁は保てたと、ひと安心です…笑

良型の山女魚
いかつい顔が魅力的な良型山女魚。

男前な山女魚でございました
ありがたい山女魚にみんなと出会えて何よりな時間。
美しい渓相を楽しみながら
山も谷も、訪れる場所や季節により風景が異なります。
魚ばかりに夢中にならず、時折風景に目を止めて美しい景観を眺めながら一息。

緑の多い谷
要所要所にヒヤリとする場所もありますが、山に岩にと楽しまれるMikiさんは何のその。
とは言え、安全には十二分に考慮しながら遡行してまいります。
途中でヤマセミの声が響き渡ったりと、本当に贅沢な時間だなぁと実感しますが、前日の疲労が残っており所々で「イタタタタ」と腰をマッサージする姿を笑われる店主です…
今年は残り2ヶ月を切りましたが、引き続き素晴らしい風景の中で渓谷美を満喫したいものですねぇ。
姉妹かよと
山女魚に出会いながらの遡行も終盤。
Mikiさんとスタッフでいい魚を探しますが、途中で見た光景を写真に撮りながら「姉妹かよ」と心の中で突っ込んでおりました。

同じ帽子、同じパック、似た場所にスリング
女性陣にお供させていただく中、最近僕は中年親父キャラが定着しつつありますが、自然を楽しむお客様がスタッフに憧れを持ってくれたなら、非常に嬉しく思うものであります。
時折「遡行が遅い」と僕に二人とも指摘を喰らいますが…笑
枝沢を詰めるつもりが
いよいよ谷の遡行も脱渓地点。
今回は枝沢を詰めて林道に上がるつもりが、谷を登り詰めている途中で越えられない堰堤が出現…
仕方なく堰堤脇の急傾斜をよじ登りますが「二日連続で四つん這いか…」と、筋肉痛に耐えながらヨジ登るのでありました。
林道までの急傾斜を、落石などを落とさないように(そして自分が落ちないように)注意しながら這い上がり、林道からは小一時間のウォーキングを終え無事に車まで戻るのでありました。
「夏の良型山女魚に出会いたい」とそんな願いのMikiさん、ギラリと輝く美しい後ろ姿には結構出会えてましたので、次回はキャッチして美しい姿を眺められますように。
安全に配慮しながらの中距離遡行、本当にお疲れ様でした。
お供させていただきまして、ありがとうございました!
さて、二日間の遡行も終わり、また来週まで店仕事を頑張ります。
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