アウトドア屋のライフログ

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モノとコミュニケーションと

TOPの画像はフライフィッシングを楽しむ際に出る、使用済みのリーダーやティペットなどの糸屑を収納するアイテム。
なんら特別なアイテムな訳ではありませんが、遊びの途中にどうしてもゴミが出てしまう”釣り”という遊びでは、ゴミを出さないように大切なアイテムのひとつ。

極論を言えば、ポケットに糸屑をしまっていても問題ない訳ですが、昨年よりフライ用品の取り扱いをスタートしたことで、折角であればお取引先様の商品をと店頭に在庫したアイテムです。

モノ選び

登山にしろ渓流釣りにしても、クライミングにしても、またはサーフィンにしても、アクティビティを楽しむには道具が必要でありまして、どんなモノを選び、どんなモノを使うのかは人それぞれに千差万別です。

お客様を見ていましても、SNSや動画サイトで数多くの情報を見て頭がパツパツになっている人、SNSで流行っているものを探す人、「可愛いから」というものを探す人と、様々な方が色々な方法でモノを探されます。よく「冬の山で使えるフリース10選!」的なコンテンツなども見かけますが、そうした情報を見てモノを買い失敗することもまたモノ選びが上手になるポイントかと、個人的には思っております笑

僕らが今年大ヒットして使いまくっていたノースのジャケット

僕らが今年大ヒットして使いまくっていたノースのジャケット

例えば上の写真でスタッフが着用しているのは、THE NORTH FACE社の防水ジャケット”Panmah Jacket”というモノで、本来は山用のジャケットですが非常に渓谷での相性が良く、僕は発売以降ずっと釣りのお供に使用しており、さすがにクタクタになったので、この春にまた買い替えだなと思っています。
ですが、僕が良いと思ったものが全員に良いと当てはまるとは限りません。

そんなモノ選びでございますが、お客様を見ていますと最初は様々な情報を調べまくって、情報に溺れてしまいそうな方が、長くお店に通ってくださるうちに、そうした情報を見なくなり、店頭にあるモノや入荷したモノを手に取り、悩むことなく遊びに出かけられるようになっていきます。

それはお客様自身がモノを選べるようになったことであったり、時に僕らを信用いただいていることであったりする訳でもありますが、そうしたお客様を見ていますとコミュニケーションというのも一つの要因かと思うことがあります。

モノを介したコミュニケーション

ひとつは店で働く僕らとお客様のコミュニケーション。
店を出して5年も経てば「店とお客様」以上の関係性だなと感じることも多いのでありますが、僕らにとっては大切なお客様。そんな方々とフィールドで笑いながら遊んだり、真剣に自然と向き合ったりと、そうした時間の中でモノの価値よりも、体験や時間に対してのウェイトが大きくなり、その時間を楽しく過ごせるか否かというモノの選び方となり、色やデザインの好みはあれど「世間で流行っているのか否か」という見方自体を持たれなくなった方も多いように感じます。

釣りを楽しむお客様とスタッフの1コマ

釣りを楽しむお客様とスタッフの1コマ

そうした関係性ができてきますと、僕らもモノを選ぶのことにもっと気を使います訳で「あの方だったら喜んでいただけるかな」と、お客様ひとりひとりの顔や姿を思い浮かべなたら商品をラインナップしていきます。
反面、僕らとお客様が大抵似たようなフィールドで、似たような遊びを楽しむため、おおまかな用途や目的というのが定まってくるということもあるのですが…

釣りを楽しまれるお客様の1コマ

釣りを楽しまれるお客様の1コマ

年間を通して多くの方と、色々なフィールドに出かけてまいりますが、ご一緒したことのないお客様に対しても同様で、可能な限りWEBサイトなどを通して、僕らの体験を少しでも感じていただいたり、店にお越しくださるお客様の顔を思い浮かべつつ「あの方だったらこういうコースが好きだろうな」とイメージして出かけたり、写真を撮ったりしています。

きっとあの方だったら喜んでいただけそうだ。なんて思いながら

きっとあの方だったら喜んでいただけそうだ。なんて思いながら

仕事の立場上、自然の中に居る時は大抵お客様の顔を思い浮かべている訳でありまして、それがお客様に伝わっているかは別として、僕らなりに一方通行であれ、お客様にコミュニケーションを行っている訳であります。

店の先にあるブランドの方々とのコミュニケーション

そして、そうしたお客様の中には、店の先にいるブランドの方々とのコミュニケーションを考えてモノを選ばれる方も多くいらっしゃいます。

店で働きつつ僕ら自身もブランドの方々から見た客であると思っているのですが、僕ら自身も取引させていただいているブランドのモノを使用し、取引先の方々とのコミュニケーションを楽しみます。そしてそうしたコミュニケーションの存在するモノというのが、使っていて最も楽しいモノなのであります。

そんなモノのひとつ

そんなモノのひとつ

そしてお客様も、店の先にいらっしゃるブランドの方々のモノを意図的に使用し、楽しんでくださるため、僕らもブランドにそうしたお客様の楽しみ方などを伝えることで、顔は見えずともコミュニケーションが一方通行にならないように心がけています。
そしてブランドの方々の想いや考え方を知った時は、それをお客様に伝えることで、お渡しするモノにより良い価値を感じていただけるように努めています。

みんなで取引先の新作を使ってみた1コマ

みんなで取引先の新作を使ってみた1コマ

ベテランの方々も同様に、僕らが大切にしているブランドのものを積極的に手にしてくださり、美しい佇まいと共にフィールドで使ってくださり、その機能性を楽しんでいただいたり、顔の見えないブランドの方々とのコミュニケーションを楽しんでくださいます。

THE NORTH FACEのアイテムを見に纏い釣りを楽しむ大先輩

THE NORTH FACEのアイテムを見に纏い釣りを楽しむ大先輩

たかがモノ、されどモノ

僕は洒落っ気には疎いもので、何が洒落ているかなんてことを語れる者ではなく、基本的に楽しければそれでヨシ。な性格をしているのでありますが、変なところでモノのこだわりが強く、モノ以上の価値がない物体だけには、そこまで惹かれない気難しい性格なのでありまして…

営業に来られた方と話していて「東京の〇〇さんが使っています」「関東でバカ売れです」なんて文言を聞いても、なかなか響かないのでありますが、懇意にしてくださってお客様を見てくださる取引先のモノには、どうも弱いのであります。

そんなモノ

そんなモノ以上なモノ

上の写真はトップの画像に使った糸屑をまとめる小物。
そんな小さなモノでも、そこに気持ちが入って入れば使っていて嬉しいモノなのであります。

店に置いている全てのモノがそうだとは、残念ながらまだまだ言えませんが「それくらい振り切ってみようか」と時折考えてみるのであります。

まだまだ出来ていない事だらけの店ですが、やっぱり店の存在は大切だなと運営しながらに思うことが非常に多くあります今日この頃です。(大変ですが…)
そしてコミュニケーションを図ってくださる多くのお客様やお取引先の方々に本当に日々感謝なのであります。

そして、そんなコミュニケーションを何より大切にする店の案内人。

内面もイケメン

内面もイケメン

最近「宮崎、面白そうだなぁ」と言われることが増えて、お客様がカッコよく見られていることが嬉しくなることが多々ある店主でございました。

うん、改めてうちのお客様は、マジでカッコいい。

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Shogo Nakano

Shogo Nakano

PORTAL 店主

宮崎県のアウトドア屋「PORTAL」の店主です。 山歩き、渓流釣りをはじめ、のんびり色々な自然の楽しみ方を満喫しながら、色々な方と一緒に遊べるのを楽しみにしています。

  1. モノとコミュニケーションと

  2. お客様の楽しみを想像しつつの下見登山 -高千穂峰:夢か丘コース-

  3. 伝統と繋がりと

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