引き続き緊急事態宣言中の宮崎。こうした中でというよりも、連日の雨の影響で定休日は遊びにも出かけられずに、結局定休日の二日間はひとり店で事務仕事。
1日は動画撮影を試行錯誤してみたり、ひたすら読書時間に充てたり、事務仕事を片付けたり、サービスの見直しをしたりと、とにかく試行錯誤な情勢でございますが
今日はこのサイトで少し「専門店」について個人的に思うことでも書き連ねてみます。
専門店の価値
最近は店の動画で「是非お近くの専門店へ」的なことをお伝えしています。
僕の言う専門店は「流行り物置いてます」的な店や量販店ではなく、地域密着型の専門店や特色ある専門店。
これは「地域を盛り上げよう」「お店を守ろう」的な考えではなく、お客様にとって結局得なことが多いと思っているからで、スタッフにもよく同じ話をします。
モノを買うには、AmazonをはじめOnlineで基本的にほとんどのモノが買えます。
アウトドアを楽しむにも、例えば流行っているモノが欲しいというニーズであれば、インターネットでの購入でも十分満足できると思います。
(当然僕の店で買って欲しいのですが、それはさておき…)
ですが、欲しているものが一緒に楽しむ仲間であったり様々な体験であったりした場合、専門店の利用価値は結構大きなものだと店を営みながら感じます。
・
なぜそう感じるのかと言えば、僕の店でも懇意にしてくださっている方々を見ていると本当に得しているからだと思うので…笑
店で案内人を務めてくださる方と時折話しますが、僕らが山の遊びを試行錯誤しながら覚えたり、教わる機会がなく5年10年と体験までに時間がかかったものなどを、1年以内に体験する方が多い。例えばクライミングや、沢登りに渓流釣りなど。
これは本当にラッキーな方々だなと思います。
そして一緒に楽しむ方と実際に出会って、一緒に楽しむだけでなく、遊びの話以外でも色々と盛り上がり仲良くなる。
昨今の情勢で集まるという機会を設けにくいのですが、そうした状況になれば、○○さんは元気かな、会いたいななんて声が聞こえてくるので、良い仲間だなと客観的に見ながら感じるのであります。(これは別に僕の店の力という訳ではありません…汗)
余談ですが、そうした状況を見ながら、僕の店が提供すべきものは大量なモノではなくて、繋がりや楽しみの機会を増やしたいなという思いもあり、もうすぐ店を出して丸三年が経ちますが四年目以降はCOMMUNITYの運営や在り方について、さらに良いものにしたいと思っています。
専門店の特色
基本的に近くに馴染みの店がひとつあるのは、買い物をするにも何かを聞くにも便利だと思っています。
アウトドアのアクティビティを楽しむのは、基本的に”地域性”があると思いますが、僕の店がある宮崎県では宮崎県の気候や地質、魅力的な場所に魅力的な遊びが存在します。
同じ九州でも、福岡・佐賀・長崎・大分・熊本・鹿児島・宮崎とそれぞれの魅力や楽しみ方が存在すると同時に、例えば初心者が楽しみやすい場所、穴場、面白い遊びや繋がりというものを専門店は知識・経験や繋がりというものを持っているので、「これから始めてみたい」という方が、そのリソースを利用するのは非常に有益です。
・
それと同時に、それぞれの専門店には何かしらの特色が存在すると思っています。
例えば僕の店では、地域の中にある様々な遊びを幅広く楽しんで多目的な遊びをしていますし、クライミングなど高難度なアクティビティに長けている店もあれば、高齢者向けのサービスに強い店もあります。
僕の店で「北アルプスのマニアックな楽しみ方を教えて」と言われても、最高なサービスは提供できません。
そうした特色を見て馴染みの店を持つのも、ひとつの楽しみ方だと思います。
もちろん、担当してくださる方との相性などはあると思いますが…
専門店を使って欲しいという願い
基本的に何でもOnlineを介して買って楽しむことができますが、今現時点で言えば、まだ専門店を使う方が僕自身が買い手だと考えた場合も、お客様にとっては利点や利用価値があるものだと思っているので、動画では「専門店へ」といつも言っています。
例えば僕が「近くの専門店へ」と言うことで、僕の店のONLINE STOREで売れるはずだったものが他の専門店の売上になったなら、僕自身はそれで嬉しいものなのです。
それは、僕自身がこの業界の方々にお世話になったからというのもありますし、ほんの一人でも、小さな売上でも新参者の僕が「良い専門店」という立場の方の役に立てるなら嬉しいものです。
・
そしてそれはお客様の1番の楽しみのためでもあると思っているのであります。
説明下手ですが、専門店の提供しているものって、モノじゃない魅力が多かったりするなと僕以外の店を見ていても感じます。
僕の店では、やっぱり体験機会と繋がりを大切にしたいと常々思っているのですが、昨今の情勢の中ではそれをどうやって上手に伝えていくのか、上手に体感していただくのか。または、そんなことを求めていない方にも満足いただけるのか。
まだまだ試行錯誤が足りないものです。
・
そんな中、今の情勢でも足を運んでくれては「漢気」な買い物をしていってくださる方、足を運んでくださって買い物をしてくださる方に本当に支えていただいています。
だからこそ、店ができることについてもっと試行錯誤して、この店があって良かったと思っていただきたいなと思うのであります。
コメント