今日の写真は秋の祖母山の一枚。
今年もそろそろ秋だなと思いながら、今年の秋はどこでダラダラ過ごそうかと頭を悩ませる季節になりました。どこにテントを持って行ってダラダラと夕暮れの山の風景を楽しもうか。誰とどんな時間を過ごそうかと考える時間も楽しいものです。
今月末で山女魚釣りが禁漁となってしまうので「あぁ、今年の釣りも終わりか…」と少しの寂しさを感じる間もなく、秋の紅葉やテント泊など、これからのスケジュールが忙しいのは嬉しい限りです。店のお客様にも本当にお伝えしたいものですが、こうした遊びある暮らしはなんとも贅沢なものです。
整備・開拓の方々あってこそ
山に渓谷に、まだまだ知らないエリアも沢山存在するフィールドでございますが、僕らが日々楽しめるのは開拓した方や整備される方が居てこそのものだと、よく店の案内人とも話しますし、店が運営するCOMMUNITYの方にも伝えることがあります。
そうした方々が居るから楽しめるのでありまして、整備や開拓をされる方々も高齢化が進み(失礼な話ですが)、今後は誰が整備をしていくんだなんて問題も聞くことが増えてきました。
僕の店には俗に言う「重鎮」的な存在の方々も足を運んでくださいまして、よく励ましをいただいておりますが今回はそんな方々の話。
素晴らしき重鎮の方々
これはたっぷりの愛情とリスペクトを込めてですが宮崎県にも○○山岳会や山岳連盟という団体が多数存在してまして、そうした会のトップの方や会に属している方の多くも僕の店に対する応援の意味も込めて店をご利用いただきます。
当然僕らはそれに甘んじることなく、サービスとしてしっかりとしたものを提供しなければならないのですが、そうした方々とお話させていただいたり助言いただく内容としては、以下のようなことが多いものです。
- 地元の店や民間の方がしっかりと儲けてもらうこと
- そうした店をきっかけに、山や山間部を楽しむ方が増えること
それが巡り巡って裾野を広げ、山や山間部を楽しむ方が増えることが自然や地域に対してプラスにも繋がることであって「自分さえ良ければいい」ではダメだし、インターネットで何でも買えるけど、それでは買った本人以外誰も得がないと語ってくださいます。
本当に素晴らしい方々であり、そうしたお気持ちもあって山岳会の方々が店を積極的にご利用くださったりということも多々存在します。
僕らにとって遊ぶフィールドを開拓・整備し、そして僕らの店ができたことを心底喜んでくださって、OPEN前からずっと応援してくださっている”重鎮”の方々は、本当に頭が上がらない存在で、時折感動して泣かされそうになることがあるほどです。
きっかけの問題
僕らはこうした素晴らしい方々に応援してくださっていることに対して甘んじることなく店を営んでいかなければなりませんが、同時にこうした素晴らしい方々の話をもっと多くの方にも知っていただきたいと常々思っています。
買い物ひとつにしても、裾野を広げるということについても、自然や地域を思いやることについても「これから楽しみたい」という方にとっては正直無縁で、関係のない話でもある訳ですが「知ればなるほど」な話です。
関心のない方にとって、それが悪いという訳でもなく”所詮は遊び”なので、基本的には遊びたい方が楽しめればそれで良いのですが、中にはこうした方々の存在を知ることで、より大きな喜びや楽しみ、そして感動を持たれる方も多くいらっしゃいます。
僕らは店として、お客様にシンプルに楽しんでいただくことが大前提ではありますが、そこには安全管理や環境といった大切なことも存在しています。
そうした伝えるべきことを、いかに上手に、温かくお伝えすればいいのだろうか。
店を始める前からの課題ですが、なかなか上手に伝えきれない伝え下手な店主なのであります。
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ですが、こんなにも温かい方々がいらっしゃるということは、僕らにとってとても誇りなことであるなと感じるのであります。
ここ数日そうした重鎮の方々が遊びついでに買い物に来てくださったので、そうした方々の笑顔を思いながら更新してみました。
きっと多くの方が「厳しい」とイメージされる方々ですが、何より温かく、懐深い笑顔が素敵な重鎮です笑
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しっかりとこうした方々の素敵さを伝えられるように頑張ってまいります。
今日は気を引き締めて更新でございました。
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