アウトドア屋のライフログ

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夕焼けと星空と -韓国岳-

私たちの店休日は火曜と水曜。お客様への案内などがない時には次回予定しているアウトドアフィールド出かけて下見をしたり、自然の中で見る季節の話題のご提供や、お勧めしたいウェアやギアを実際に使って、お客様のお役に立てるようなコンテンツを作成するための素材集めも含めて、自然の中へ出掛けていきます。
先月から店主は骨折に肉離れに…と、店主はフィールドワークは控えておりましたが、少しずつ回復しており「運動不足だな、体力落ちたな」と、横でブツブツ…笑

店主が「リハビリは韓国岳からですかねー」と数日前にお客様と話しているのを聞き、リハビリ登山の提案。店休日前日の閉店後に出発時刻の確認をしていると、「久しぶりの早起き、無理だな。人が多いかなぁ。」と!!!!! 「ん??? なんですと!!!!!」と一瞬、思いましたが、天気は風もなく良い予報。これは「夕陽と星空」目的に変えてもアリかも、きっと静かな山のはず。そして早起き問題と混雑問題を回避するべく出たのが「夕陽と星空」目的の韓国岳。無事に歩いてまいりました。

Mission : 絶対に転んではいけない

15:00pm過ぎ、快晴の韓国岳登山口をスタート、登山道の足元の樹々の根や次第に多くなるゴロゴロとした岩に目の前を歩く店主を見ているとヒヤヒヤします…「こうゆう道、好かーん!」といつもより自由が効かない足で歩いている店主ですが、意外にサクサクと。「休憩しないで一気に上がってくよー!」と、声を掛けられる始末。気温が高く、暑さにやられている私の方がむしろスローペースです笑

1週間前よりもさらに色づきました

立ち休憩のたびに合言葉のように「絶対に転んだり躓いたりできない」「気をつけてー」を繰り返しながら。転んで手を付くことも出来ないので、絶対に転んではいけないことが本日の最大のミッションとなります。混雑問題を回避して、この時間からの計画を立てましたが、実際に何かが起こったらどうしようと内心ハラハラ。緊急時に備えて、エマージェンシーシートもいつもより多く持参してきました。(担ぎ上げての下山は無理なので、ビバークだなと。) いつも、山や谷で遊んでいる時もリスク管理のことを考えますが、身近な人が怪我をすると自分に置き換えたり「こんな時は私だったらどうする?」と改めて考えさせられます。

無事に到着

日の入り40分前、素晴らしいブルー

静かな山頂で

いつもは下山時に感じる西からの太陽の光。同じ太陽の光でも西日を受けながら歩いていくと、韓国岳からの風景もまた違った雰囲気に見えて素敵でした。「夕暮れ時もいいもんだなー」と店主。金色に輝き始めた辺りの景色をしばらく楽しみます。

いつも両肩を張って力強い印象の高千穂峰も優しい雰囲気に見えました

空と交信中の店主


刻一刻と変化していく空の色と辺りの景色。陽が落ちるごとに気温も下がっていき、身体が冷える前に防寒着を足していきます。先週のご来光登山で訪れた際よりも、もっと寒さが増したように感じます。あー、この時間も美しい。

大浪池が夕陽色に染まらないかなと期待していました。

暮れゆく太陽

星空

陽が落ちると、眼下の街なみからは人々の暮らしの灯りが見え始めてきます。夜間飛行する飛行機の姿も。秋の澄んだ空、星たちもだんだんと目立つようになってきました。風の当たらない岩陰で寝転んでいる店主に寒い中、ちょっと辛抱してもらって、私は星空の中に浮かぶ高千穂峰や天の川を撮影。店主のリハビリ登山にかこつけて、私がここ数ヶ月の間「やりたかったこと」が叶います笑。夜の快晴予報を確認して三脚を背負って歩いてきました。

THE NORTH FACE “Tells Photo 40” 店主から借りてきました


寒さ対策に持参したエマージェンシーシートをスカートのように腰から下に巻き付けながら、星空撮影。店主と「トレッキングパンツの下にウールのタイツか、もうダウンパンツ持参の季節だね」と、ますます寒さが増す山頂。

18:50 高千穂峰方面


星空がすごい場所へ行くと、普段 認識している星座も周りの星屑たちに紛れて、なにがなんだか判らなくなります。毎度、星空を撮るたびに、私たちの肉眼では見えない無数の星たちが夜空には広がっているんだと思うとワクワクします。久しぶりに山の上での星空鑑賞を楽しみました。夜が深くなるにつれて、どんどん姿を現す星たち。ずっとここに居て眺めていたいという気持ちになってしまいます。

韓国岳山頂の外輪にかかる天の川

人工衛星も映り込みました


リミットを決めなくてはと、「あと3分ほど時間をちょうだいね!」と、最後に星空を撮り、私の星空撮影を岩陰に身を潜めて待っていてくれた店主に感謝です。(寝転がっている店主の方に戻る時に、寒さで気を失っていたらどうしようと一瞬心配になりました)

「もう同じ景色はないかもよ」

日没の時間を山で過ごして夜が深まる中で下山することは、だんだんと明るくなっていくご来光目的の山歩きとは違ってリスクも若干増します。下山時も「絶対に転ばない」のミッションは徹底。そして、店主の後ろを歩く私が転んで滑って、店主にスライディングタックル…なんてことにならないよう、慎重に足を運びます。時々、ヘッドランプの灯りを手で覆い、夜空を見上げて明るさを増す星を見上げては、山を降りることが名残惜しくなります。もうすぐ駐車場に着く舗装された遊歩道から韓国岳を振り返ると、韓国岳が星空に浮かび上がっていました。身体も冷えているし遅くなるしと、駐車場に向かって歩いておりましたが、名残惜しく、振り返っているのを気づかれたのか「もう同じ景色はないかもしれないから、今、撮っておいたら?」と店主。

星空に浮かぶ韓国岳

天の川はさらにくっきりと

記憶の中にも残りますが、今しか見れない瞬間を写真に納める。美しいな・素敵だなと感じる風景や山野草などを記録に残し、あとから振り返って見てみると、その時の印象深かったことなどが次々と浮かんできます。今回のリハビリ登山は、またいつもと違った韓国岳の表情を見ることができて、同じ山でもいろんな表情があるなと改めて感じた日。店主の怪我が完治したら、またお客様と素敵な景色を眺めに出かけられるのを楽しみにしています。現在、「治ったら○○山へ行きたい」など、お客様から沢山のリクエストを承っている店主。忙しくなりそうです笑

リハビリと気分転換になりましたかね? (店主、空と交信中)

 

 

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Mayuko Takeda

Mayuko Takeda

PORTAL Staff

宮崎県のアウトドア屋「PORTAL」のスタッフです。山歩きを中心に四季折々の山間部の自然遊びを楽しんでおります。店を訪れた方・このサイトを訪れていただいた方に、自然の中での楽しみやワクワクが伝わると嬉しいです。

  1. ウェーディングブーツからトレッキングブーツへ @韓国岳

  2. コミュニティメンバーと虹鱒釣りへ

  3. 1週間後の虹鱒たち @西米良

コメント

  1. Miki
    • Miki
    • 2022.10.20

    夕駆け!ステキ過ぎます✨
    景色や星空がどうしたらあんなに良い感じに撮れるのか!!?
    今度私も挑戦してみたいです!ぜひ実践練習をご一緒させてください!!

    • Mikiさん

      みんなでカメラ持って
      山の中でカメラ教室も楽しそうですね!
      一緒に行きたいですね✴︎

      (山の中じゃなくても
      どこか人工物の少ない場所での練習もよいかも)

      夜間や早朝に撮るとしたら
      もうしっかりとした防寒アイテムが必要な季節になってきました。
      夜、寒かったー !

  2. Erika
    • Erika
    • 2022.10.20

    本当に夕日や星空の景色が素敵すぎます♡
    青と赤のグラデーションが綺麗ですね!いつか山からの夕日を見てみたいです!
    高千穂峰の向こう側の夜景から星空の景色の写真も好きです!
    あ〜こんなに素敵な写真を見てると行きたくなります‼︎
    私も写真の撮り方を教えてもらいたいです!

    • Erikaさん

      日中の青空ももちろんですが
      明け方や夕暮れ時の空って、ほんとに素敵です。

      空や辺りの色、風景が刻一刻と変化していくので
      見飽きることがなく、
      カメラを持っていたら忙しい笑

      写真の撮り方…私は知識もなく適当先生になってしまうので
      ぜひ、中野先生に! …私も習いたいっ。

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