もう2023年。
昨年の末の話となりますが、僕らがいつもお世話になっている日本フライフィッシング協会(JFFA)の理事と高千穂峰を歩いてまいりました。
山の詳細やレポートにつきましては、店のWEBサイトに掲載しましたので合わせてご覧いただければ幸いです。
“案内”ではなく一緒に楽しませていただく時間
仕事柄、山に出かけている時は「案内かぁ」「仕事は大変だなぁ」等とお客様によく言われますが、大抵の場合、僕はお客様と一緒に自然を楽しませていただいています。
もちろん、立場上仕事というのもあるため、時に楽しみ方を伝えたり、花や野鳥に時に地質にと、様々な話をすることがありますが、それもまたお客様と一緒に花や野鳥を探しながら楽しんでおります。
JFFAの理事であるお客様から、山の誘いを受ける時も「案内してくれないか」という依頼ではなく「遊びに行こう」というお誘い。だから僕も「行きましょう行きましょう」と、お互いが無理なく楽しめる場所を一緒に探しながら行き先を考えて、一緒に歩きながら楽しませていただきます。

「思ったより雪がありますねぇ」なんて言いながら(スタッフ撮影)
我ながら仕事を通してお客様と”遊ぶ”というのは、本当に幸せな時間でございます…
もちろん仕事でもあるため、友人と歩くだけとは違う価値や楽しみ、そして安全などは常々頭の中にあるので、ドッと疲れることもありますが、それよりもお客様が楽しんでくれる喜びというのは勝るもので、この日も”晴れ男”なJFFA理事の天候運のお蔭で、快晴の中で絶景を楽しんでまいりました。
ありがたい先輩
そんな時間をご一緒させていただいたJFFA理事でございますが、今年2023年の初営業日だった今日も、店の営業前から立ち寄って下さって正月の山の便りを、買い物ついでに聞かせてくださいました。
聞けば職場の方を連れて山に出かけたそうで「また一人山を楽しむ人が増えたぞ」と超素敵な笑顔で話してくださいます。
そんな会話には裏があり、釣りのシーズンには「もっとフライを楽しむ人が増えたらな」という夢を、僕によく語ってくれるので、店を介してフライ人口が増えたならば僕が常々「またフライを始める方が増えました」と伝えるのですが、今回はその逆に「山を楽しむ人が増えたぞ」と嬉しい知らせ。

山女魚を狙うJFFA理事
もちろん僕は商売で店を営んでいますので、自然を楽しむ人が増えれば店も繁盛する訳であります。また、店が繁盛すれば更に自然を楽しむ人が増えて、山に出かける方も増え、フライを嗜む方も増えてまいります。
そしてそうした方々が増えていくことは、山間部の地域に出かけて宿や食事処を使用する方も増えて山間部の方々も喜んでくださる訳で、そうした好循環についていつも一緒になって真剣に相談に乗ってくださることに、いつも心強くてありがたいと感謝しているのであります。
JFFAの理事自身も山間部の地域と密に連携されていたりするため、僕と山間部の方を繋いで下さったり、僕も懇意にしている山間部の地域のことを理事に相談したりと、遊びながらそうした会話を一緒に楽しませていただけることは、言葉にできないほどの光栄感があるものです。
感謝すべきお客様ばかり
年が明け、ふと周囲を見ますと5年の営業の間に沢山の協力をくださる方々が増えました。
そしてこんなにも”自分達の暮らす地域”が盛り上がって欲しいなと願うが多いんだと驚きを感じることもあります。
一緒になって楽しもうという方が居てくれたり、お客様を案内するにはここがいいと下調べしてくださる方、お客様を紹介して連れてきてくださる方、WEBやSNSを介して僕らの店や活動を紹介して広めてくださる方。

つくづく感謝の日々
「自分達にもできることがあれば」と言ってくださる方々。
店を営むのはあまり楽なことではありませんが、こうした方々との出会いやアクションは、何にも変え難い喜びがあるものです。
年が明けて2023年になり、年末年始もほぼ仕事ばかりしていますが、この1年はもっとこうした方々と何か前に進むようなアクションが出来たなら、何とも嬉しい1年になるだろうかと、年初めに感謝と妄想を楽しむ店主なのでありました。
2023年最初の営業日、開店前から店に並んで下さったお客様がいて、開店前に店の駐車場は満車となり車が停めれない状態となりまして、思わず涙が溢れそうになるのでありましたが、今年は支えて下さる沢山の方々が「また地域が面白くなるなぁ」と一緒に楽しんでくれるような年になればいいなと妄想するのであります。
さて、その妄想が少しでも現実に近付くように明日も頑張って働きましょう。
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