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新春散歩とバードウォッチング

朝からお天気が良く、日射しがポカポカで気持ちの良い休日。年末年始の運動不足が気になり、「10kmくらい歩きたいな」と思いたち、急な思いつきで、まだ行ったことのない公園まで散歩へ出かけてまいりました。

出かけた先は平和台公園

いつも通勤途中や、山へ向かう行き来の際に高速道路から見ていた、公園のシンボル的な「平和の塔」。宮﨑市下北方町に位置する「平和台公園」の中にその塔はあります。調べてみると、自宅から3kmの距離とのことで、往復して6km、公園内を散策したり帰り道にふらふらと寄り道をすることを考えると、10km歩くことになるかなと目論んで、新春の散歩は平和台公園に決定。

ここは野鳥も見られるそうで、どんな冬鳥に出会えるかも楽しみです。私は望遠レンズは持っていないので、24-105mmのレンズをバックパックに準備。このレンズだと接近戦勝負となりますが、人馴れしていそうなカラ類や水鳥なら、なんとかいけるかな?と期待を込めて。

平和台公園、芝生広場の中にある平和の塔


お正月ということもあり、家族連れが芝生でお弁当を広げていたり、犬の散歩をされてる方やジョギングをしている方がいらっしゃいました。太陽燦々の下、とても平和な光景に見えました。
初めて近づいた「平和の塔」。石造りで細かいレリーフや四神像が配置されたり、とても細かい造りでびっくりしました。

いつも遠くから眺めていたので、こんな造りになっていたとは知りませんでした。

1940年に建造された当時は「八紘之基柱」という名だったそうですが、後に「平和の塔」と名前が変更。戦後の1957年には「ロッククライミング」の練習場代わりに使われるほど荒廃したそうで、複雑な歴史があったようです。この塔でロッククライミング…当時の写真を見て、ちょっと楽しそうと不謹慎ながらにも思ってしまいました。

冬に赤い実を付けている木をみつけると嬉しくなります。

はにわの森を抜けて

平和の塔を後にし「はにわ園」へ。ここはあまり人通りがなく、耳を澄ましていると藪の中にガサガサと何かが忙しなく動いているのがわかります。「ブクブク」と地鳴きする、冬になるとやってくる「シロハラ」があちこちに居ました。シロハラは藪のある暗い林の中を好んで採食していることが多い鳥です。

かなりブレていますが、中央下の葉の左上にシロハラが居ます

シロハラはストローでコップの水をブクブクと吹くような声なので「ブクブクちゃん」と名付けています笑、それにしても本当に忙しそうに藪の中をあちこち動き回っていました。立派なサザンカの大木に溢れんばかりに、花が咲いていたりと、同じ日本の冬でも、地元の冬の景色とは別世界だなと思いました。宮﨑の冬はお花も多く、楽しめます。

サザンカ

はにわ園には400体の埴輪たち。鳥モチーフの埴輪が居たり、ひとつひとつ見ていると可愛らしかったのですが、ふと辺りをぐるっと見渡すと、本当に沢山の埴輪に囲まれているのが少し怖くなり笑、はにわ園をそそくさと後にいたしました。

気持ちよさそうに休憩しているように見えた埴輪

水辺の鳥たち

はにわ園から池を巡るコースへ。ここはぐるっと一周すると2kmのコースで自然散策路となっています。写真を撮りながら(練習しながら)池の周りを散策です。写真を撮るのは楽しいのですが、満足のいくものがなかなか撮れず。

太陽に照らされた赤い葉がキレイでした

 

帰宅して見返して、何を撮りたかったんだろうと思った一枚、笑


あちこちにマガモが群れで居ます。群れが大きいと猛禽類などの外敵から見つかりやすくもなりますが、一斉に逃げ出すことで、目くらましにもなり、もし誰かが捕まってしまっても、あとの大多数は逃げ出すことができるからだと聞きました。散策路の上から身を乗り出し、カメラを構えると横目でこちらを警戒するマガモたち。

横目で見られているのが分かります


私は飛んでその場に行くことも、君たちを捕まえることも出来ないのだから、そんなに警戒しなくたって…と思うのですが、(これは勝手な人間の考えですね、鳥たちも生きることに必死です)数秒後には…

キャー!来たー!と言わんばかりに。

必死で逃げていくマガモたち。寛いでいたところをゴメンネ。と思いつつ。
意外に警戒心がなかったのが「オオバン」でした。私がカメラを向けながら散策路を歩いていると、併走して付いてきてくれました。

オオバン

オオバンは夏季に北海道・本州・九州で繁殖し、冬季になると本州以南で越冬するそうです。この子は夏の間、どこで過ごしてきたんだろう?と、併走してれるオオバンをずっと眺めておりました。(写真たちがおおいにブレておりますが、お許しください笑)

スイーッと気持ちよさそう

水中に見える脚が可愛い

意外に警戒心の強かったマガモ撮影に、24-105mmレンズの限界を感じながら、池廻りのコースも終盤へ。

「不思議なものだね、楽しいよ!」

暖かい日射しの中を気持ちよく歩いていると、冬鳥のジョウビタキ(メス)が近くの木に止まりました。接近戦勝負な私、ソロリソロリと近づきながら頑張ります。

相変わらずブレてはいますが

はにわ園で埴輪の頭に乗るジョウビタキを撮りたかったです笑


ジョウビタキをはじめとする「スズメ目ヒタキ科」…オオルリ・ルリビタキ・キビタキ / 「スズメ目シジュウカラ科」…ヤマガラ・シジュウカラ・コガラ・ヒガラ、山や渓流沿い、市街地の公園などでも目にすることの多いこの小さな野鳥たち。本当に可愛らしくて癒されます。頭上の木の上からは「コツコツコツ」とドラミングする小さな音が。コゲラがいたのかもしれません。

私がカメラを構えながらソロリソロリと散策路を歩いているのを、私の進行方向のずっと先で見ていたらしい、父親世代(70代半ばくらい)の方に「良い写真は撮れましたか?」と声を掛けられ、
「いやぁ、難しいですね。でも可愛い。」と応えると、「この公園ね、たくさん野鳥が来るよ。この池の周りには”カワセミ”も居るし、夏には”サンコウチョウ”も来るから、大きなカメラを持った野鳥ファンもたくさん来るの。」と、ここで見られる野鳥情報を教えていただきました。

「野鳥にお詳しいですね」と感心していると、「昔は野鳥に何にも興味がなくて、何も知らなかったんだけど、腰が悪くて医者にウォーキングをしなさいと言われて、ここに通うようになってから、野鳥に興味を持ってね。野鳥で季節の移ろいが分かるようになったし、ほんと、興味なかったことだったのに、不思議なものだね。楽しいよ!」と、笑顔で仰っていたのがとても印象的で、私も嬉しい気持ちに。

どの世代になっても、自然の中で知ることや感じることを楽しめるって素敵なことですね。新春に出会った、素敵なおじさまに心が温まり、感謝の新春散歩となりました。

運動不足解消?? 12km歩いてスッキリしました。

 

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Mayuko Takeda

Mayuko Takeda

PORTAL Staff

宮崎県のアウトドア屋「PORTAL」のスタッフです。山歩きを中心に四季折々の山間部の自然遊びを楽しんでおります。店を訪れた方・このサイトを訪れていただいた方に、自然の中での楽しみやワクワクが伝わると嬉しいです。

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