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友あり遠方より来る 2023 -九州の山あちこちツアー-

9月下旬、昨年もこの時期に来てくれた地元 : 北海道の友人が今年も遊びに来てくれました。


当初は昨年と同じように、くじゅう連山に今回は山中2泊を予定していましたが、コロコロと変わる天気予報に「とりあえず、テント泊装備で行くわ!」と縦走ザックを背負ってやって来た友人と、今年も友人には福岡空港からバスに乗ってもらい、由布院の道の駅で待ち合わせ。予定は未定のお天気任せツアーの始まりです。

合流後、阿蘇の「大観峰」へ。阿蘇のカルデラも大きくてびっくりです。

Day 1. 阿蘇山 高岳-中岳 (熊本県)

二日間晴れの日が続かない天気予報を見て、早々に晴れのエリアを目指して日帰り登山に切り替え一日目は仙酔峡尾根から阿蘇山の高岳-中岳へ。

ギザギザ根子岳。

このコースは、店にいらっしゃるお客様から聞いていたお勧めのコースで、私も歩きたかったコース。尾根を上がっていくにつれて眼下に阿蘇の町の景色が広がります。友人は北海道と異なる景色に「もうすでに楽しい!」と興奮気味,笑

尾根を上がりきると、次々に変わる景色。「羊が出てきそう、ニュージーランドみたい!」「礼文島の丘陵地帯みたいだねー」と、思いつく限りの「○○みたい」を連発する私たち。

ここでお月見や星空を観れたらと思いました。


なかなか県外の山を歩く機会がありませんでしたが、いつか歩いてみたいなと「山と高原社」の地図で眺めていた阿蘇の山々。実際に自分の足でその地に立つと、スケールが違い「やっぱり自分の足で来ないとわからないもんだなー」と二人でしみじみ。普段、親しんでいる霧島連山もそうですが、火山帯だからこそ味わえる迫力のある景色です。

高岳を経て中岳へ

ランチは小国の道の駅で買ったスモークソーセージでホットドック

遠くの緑の山と対照的にい荒涼とした色合い


高岳を過ぎたあたりから、ずっと頭上にヘリが飛んでおり「遭難捜索?」と思っていたら、火口付近をヘリで周遊することが出来るらしく、今年は沢山の観光客で賑わっているのかなと、交代で次々と飛んでくるヘリを見上げながら思いました。

“STAR WARS”好きな友人は「ここ、絶対 STAR WARSの撮影現場になってたよ」と言ってました


下山後は仙酔峡温泉で汗を流し、やっとありつけた「あか牛丼」。あか牛丼を提供しているお店は昼からの16時迄くらいの営業時間が多かったので、昨日は食べられず、本日やっと食べることができました。5年前に九州旅行で来た際もタイミングが合わずに食べそびれた、念願のあか牛丼。美味しかったです。


食事をしながら、再び天気予報と睨めっこ。明日の予報は九州の南部が晴れ予報です。宮崎か鹿児島か…最終日に鹿児島は戻ってくるのが大変だねということで、明日を鹿児島に決定。私たちの居る、阿蘇から約250km。「札幌から稚内へ行くまでよりも近いね!」と道産子の変な距離感覚で、鹿児島・指宿方面へ移動です。

Day 2. 開聞岳 (鹿児島県)

車中で空いているビジネスホテルを予約して20時には鹿児島県到着。翌朝は霧雨模様でしたが、次第にい晴れ間が見られ、開聞岳へいざ出発。この日は気温と湿度共に高かったようで、
歩き出すと汗でびっしょり。今までの山歩きのなかで一番といってもいいほど汗をかきました。

5合目展望所

最後だけ少し急登あり


暑さと湿度でやられそうになりながらですが、友人と一緒だともうそれも笑い話に変え、訪れた土地の空気を楽しみます。山頂にはガスがかかっており、晴れ待ちしている方が数人。この日は次第に晴れ予報なのですがガスがなかなか取れず、私たちも諦めて下山することに。

開聞岳山頂


晴れていたら、きっと海が綺麗に見渡せるのでしょう。心眼で観たことにしておきます。「下山後、晴れる。」という登山あるあるですが、この日はずっと開聞岳の頭には雲がかかっておりました。空気の澄んだ晴れた日には、韓国岳から見える開聞岳。こんな場所にあったのかとGoogle Mapを見ながらおさらいです。


下山後は開聞温泉へ。「山+温泉」火山の多い九州もあちこちに温泉が多く、汗をかいたあとにすぐに温泉に入れるのはありがたいことです。せっかく鹿児島に居るのだからと、友人が食事処を探してくれて、地元の方々で賑わう定食屋さんへ。

黒豚ロースカツにカツオのたたき付き。思いがけず海の幸まで!


指宿市から鹿児島市に抜けるまで、ずっと海岸線を通り、道の駅に寄り道しながら宮崎へ戻ります。

Day 3. 韓国岳 (霧島連山 宮崎県-鹿児島県)

私の家に帰宅し、昨年は店主も交えて地鶏の炭火焼を楽しんでもらったので、今回は辛麺を。


帰宅してビールのお供にテイクアウトした、地鶏の炭火焼と鶏のたたきを楽しんでもらいました。「鶏のたたき」はなかなか地元(北海道)では食べることはないので、友人も感激してくれました。当たり前と思って食べてる物…これって、別の地域の人からすると「珍しいもの」だったり地元で食べれば高価なものであったりと、その地域の人々の特権ですね。宮崎に来て、スーパーに鶏の部位の種類の多さにも驚きました。

友人との山旅最終日。また天気予報は晴れのはずが曇りになっており、高千穂峰か韓国岳どちらにするかを散々迷って、雲がかからなさそうな韓国岳へ。韓国岳からの高千穂峰-新燃岳-大浪池と連なる景色は、私もお気に入りで是非とも見てもらいたい景色でした。

お天気に恵まれました!


昔から一緒に山へ行くと「晴れ、出しちゃったね」と天気運の強い友人、最終日の韓国岳は予想以上にお天気に恵まれて、最高の山日和。階段歩きの長いコースでしたが、標高を上げるごとに青い大浪池や噴気を上げる新燃岳が近づき、「見せたい景色を全部見せられたー!」と私も嬉しくなりました。

「次は高千穂峰に登ってみたいな」と友人


今回歩いたコース

STAFF REPORT : 韓国岳 -つつじが丘から

友人も大満足して、下山後はえびのエコミュージアムセンターで沢山の霧島連山グッズを買い込んで、白鳥温泉でさっぱりしてから、いつも私たちが霧島の山を歩いた後の定番コース、山椒茶屋さんのうどん・おでんを食べて帰宅後、宮崎駅から福岡行きのバスに乗り帰っていきました。来年は祖母山・大崩山を一緒に歩こうね。

幸せとおもうこと

昨年も同じことを書いていますが、やっぱり同じ趣味を楽しむ仲間と、同じ時間を過ごして同じ体験をして笑い合えるって幸せです。店の主催するコミュニティも5年目を迎えましたが、同じ趣味を持つお客さま同士で出かけて山や渓流釣り、景色や花を楽しんだりしているのを見ていると、好きなことをずっと続けていると、「類は友を呼ぶ」じゃないですが、好きなことを共有できる仲間たち、そこからさらに楽しいことを教えてくれるような人々が自然と集まってくるんだと思います。

店を通じて自然遊びを楽しむ知り合った仲間が一生の友となったり、大切な人となったり。そんなふうに心を豊かにするお手伝いにもお役に立てたらなと、思うのでした。

また待ってるよ!


今友達のために定休日とプラスして休みをくれた店主に感謝。ありがとうございます。

 

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Mayuko Takeda

Mayuko Takeda

PORTAL Staff

宮崎県のアウトドア屋「PORTAL」のスタッフです。山歩きを中心に四季折々の山間部の自然遊びを楽しんでおります。店を訪れた方・このサイトを訪れていただいた方に、自然の中での楽しみやワクワクが伝わると嬉しいです。

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