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宮崎県と、その周辺の山を楽しむガイドブック

店でお客様と「どこの山を歩きたいか」「次はどこにいくのか」なんて話をする際は、決まってガイドブックを見ながらお客様と話をします。

僕自身もいまだに「何か面白いハイキングコースがないかな」という時はガイドブックや地図を見ていることが多く、地図のアプリは使っていますがYAMAPやヤマレコなどといったコミュニケーション機能の備わっているアプリは使っておらず、人のレポートを見て出かけるということは稀で、未だにガイドブックや地形図・地質図を見て「面白そうだな」という場所を探して出かけて行くのが主なのです。

だから、店には宮崎県周辺の山のガイドブックが常備しています。

行かねば分からない楽しみ

一時期はコミュニケーション機能のある地図アプリを使用していましたが、僕は個人的にその機能が面白くなくてやめてしまった訳ですが、その理由は「僕が捻くれ者」だからです…

誰かが歩いてマメに写真を投稿した”綺麗だなと思うポイント”を見に行っても「どうも面白くない…」
「アプリで見た景色だ」で終わってしまうくせに、ついつい見てしまう。なので使わないことにしました。

その点、なんともアナログですがガイドブックの匙加減は「ここぞ」という風景は載せてなかったりで、実際に山で眺めた時の感動は素晴らしいものです。

夏の高千穂峰

夏の高千穂峰

そんなことを書くと”ジジくさい”と自分で感じてしまうので恥ずかしさもありますが、やっぱり自分の目で初めて見て冒険感と感動を味わいたいのが個人的な嗜好なのであります。

近所の里山でさえ、初めて行く時は”風景を知っている”よりも”知らない風景が多い”方が楽しいのです。

地形図・地質図

そんな冒険感を楽しむのに、もっと冒険心をとなると地形図と地質図。

地形図(国土地理院地図)

地形図(国土地理院地図)

上の図は国土地理院のサイトからとった高千穂峰の地形図(1/25000の地形図)。
未だに山を歩く時も、谷に降りて釣りを楽しむ時にも、行程をイメージするのに使う地図です。

「ここは景色が良さそうだな」「ここはきつそうだな」「迷いそうだな」「危険だな」と、そんな情報に加えて植生までしっかりと理解できるもので、事前に想像した風景と実際の風景を答え合わせする楽しみもあります。

そして地形図に加えて地質図。

地質図(地質図Naviより)

地質図(地質図Naviより)

僕は地質マニアではありませんが、歩く(または遡行する)場所の地質・岩質などを事前にチェックして、時に装備を考えたり危険箇所を想定したり、または絶景探しのお供としても大切な地図です。

釣りに出かける際も地形図・地質図を見ながら新しい場所を開拓するのも、なんとも言えない楽しみがあります。

ハズレも多い冒険

どんな風景か知らずに出かけるのは、当然ハズレも多々…
予想した風景と全く違うこともあれば、全く魚が釣れないことも。

ガイドブックを頼りに出かける際は、そこまでのハズレはありませんが、地図だけを頼りに出かける場合は大外れも時々。

とあるガサガサすぎた1日

とあるガサガサすぎた1日

ハズレな日は絶景には巡り会えませんが、それもまた冒険と思えば面白いです。そして知らない絶景に巡り会えた時の感動は非常に大きいものです。
時に険しすぎて登ることすら不可能な日もありますが…

分県登山ガイド

地図だけで目的地を探すのは少々敷居が高いかもしれませんが、初心者にもある程度慣れた方にもオススメなのは、やっぱりガイドブック。適度に写真も掲載され「ここぞ」というポイントは載ってない山も多いので、やっぱりハイキングのお供に持っておいた方が楽しめます。

以前に紹介した記事に中身は少しだけ載っていますが、コースタイム・難易度・危険箇所など、必要な情報はきちんと網羅されています。

唯一の難点といえばInternetと異なり、リアルタイムに情報が更新される訳ではないので”崩落”や”危険箇所”などの最新の情報は、行かねば分からないということもあります…

分県登山ガイド

分県登山ガイド

それでも、初心者の方でも「自分に行けそうな山」を探すのにも本当に最適なので、宮崎県周辺の山は常に店に置いておき、お客様と話す際などによく使います。

宮崎県の山↓

宮崎と大分の県境を探すながら大分県の山も↓

熊本県との県境を探すながら熊本県の山も↓

霧島周辺や屋久島も探すながら鹿児島県の山↓

九州百名山地図帳

そしてもう一つは九州百名山地図帳。
これも店においてあり、よくお客様と見ながら山の話をする本です。

九州百名山地図帳

九州百名山地図帳

九州百名山というほどなので比較的人気な山が多く載っていますが、不慣れな方は近場のマニアックな場所よりも遠方の人気の山を歩いた方がシンプルに安全で楽しめることが多いので、こうしたガイドブックをお客様と一緒に見ながら山の説明を行ったりしますが、僕もまだ登ってない山も多々。

もう絶版になってるっぽいので、中古しかないようですが、意外と高い…(買った時は3000円ほど)
定価より高い価格で買うかはその方次第ですが、意外とあると便利な1冊。

アナログ地図もスマホも大事

最近はスマホのアプリで、行程の風景も全部チェックして「ここに行きたい」という感覚の方も多いですが、地図を片手に目的地を考えて行程をイメージして楽しむのもまた面白い時間です。
また、初心者の方は目的地探しにもガイドブックの存在はやっぱり大切です。

また道迷いを防ぐには今のご時世、やっぱりスマホの地図アプリは便利です。
慣れた方は現在位置さえ分かれば十分と、コミュニケーション的機能のついていないアプリを安く使用する方が多いですが、YAMAPやヤマレコといった地図アプリは使いやすいさの面でも優れていますので、最初はそうしたアプリを使ってみるのも本当に安全だと思います。

目的地はガイドブックも見ながら色々と探してみて、行動中は地図アプリなどを使いながらしっかりと現在位置を確認。
僕は大抵そうしたことをお客様にオススメしていますが、是非皆様も目的地探しにガイドブックを活用してみてください。僕も未だに使ってるので、それなりに価値はあるのだと思ってます。

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Shogo Nakano

Shogo Nakano

PORTAL 店主

宮崎県のアウトドア屋「PORTAL」の店主です。 山歩き、渓流釣りをはじめ、のんびり色々な自然の楽しみ方を満喫しながら、色々な方と一緒に遊べるのを楽しみにしています。

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