早いものでもう2月。
世間は新型コロナウイルスの感染者急増で、車も少なく、人も少なく、パっと明るい気分を欲するものですが、もうすぐ春。お客様からも「花が見たい」という声が目立つ季節になってまいりました。
登った山の数コレクション
「山のアプリの影響」とよく耳にしますが、ここ最近は「あの山はもう登ったから、他の山はないか」と、そうした相談が増えた印象があります。
よく「ピークハント」という言葉を聞きますが、確かに山のアプリなどでは登頂した山の数が記録されたり、それが開示されることで”登った山の数”に意識が強く向いている方もいらっしゃるかと思います。
当然、それはそれで楽しいもので、色々な山を歩いて色々な風景を楽しむのも、楽しみ方のひとつ。
時折、”楽しさ”より”投稿すること”が目的の方もいらっしゃいますが、それも本人が楽しければそれで良し。※さらに時折、楽しくなくなったという方もいますが…汗
僕は個人的にあまり投稿しない(というか、することを忘れて…)ので、アプリ上の付き合いということは基本的にありませんが、アプリが出て色々と楽しみ方が変わった面もあるのかなと感じることは多々ございます。

それでも新しい山は、どこか嬉しいものです
反面、そうした投稿機能などの煩わしさから、SNS的な機能のついたアプリを使わなくなったという方が目立つ印象もあり、それはそれで分かる気もする店主です…
今回のタイトルにも書いていますが”季節が変われば風景も変わる”というのは、自然の楽しみ方のひとつだと個人的に思っています。
四季折々の風景
登った山が数多くあれば、それだけ様々な土地の様々な風景を知ることができます。
例えば”石灰岩質の山では◯◯が咲く”など、植生の違いも楽しむことができますし、◯◯山系にしか咲かない花、標高の高い場所でなければ出会えない野鳥など、そうした様々な違いを楽しむことができます。
当然、登った山の数をコレクションすることも、ひとつの楽しみ方ですし、それだけ多くの風景を知っていることになります。
また、同じ山でも登る度に風景が異なるのも、自然の楽しみ方のひとつ。同じ山に1,000回以上登っている方は、毎回違う風景を楽しむと語ります。

そろそろミツマタの季節
それは季節ごとの風景もあれば、天候や時間と様々な状況で異なる表情を自然は見せてくれます。サーフィンを楽しむ方が「同じ波は二度と来ない」というのと同様に、山や山間部も常に違う表情を楽しめます。
自然を楽しむのは様々な楽しみ方が存在し、人それぞれに好みの楽しみ方がきっと存在すると思います。
「あの山はもう登ったから」という方にこそ、様々な自然の表情を楽しんで、同じ場所でも新たな発見をしていただけたなら、とても嬉しく思うものであります。
季節ごとの違う表情、時間ごと、天候ごとの違う表情を、是非楽しんでいただけたら幸いです。
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