定休日2日目は、韓国岳へ。以前のBlogでもご紹介させて頂いた、日頃大変お世話になっている、日本フライフィッシング協会の理事さまが定休日前に店に来てくださった際に、山歩きを再開したいという話になり、お休みの日が重なったため、韓国岳をご一緒させていただくことになりました。普段、渓流でお会いする時のウェーディングブーツ姿ではなく(渓流釣りや海、河川など水の中に立ち込んで行う釣り用のブーツ)トレッキングブーツの理事さまとの山歩きです。
1週間ごとの変化
学生時代は山岳部に所属されていたという理事さま。PORTALで以前に新調されたトレッキングブーツの感触を確かめるように、登山口へ向かいます。ひんやりとする空気の中、歩いていくと朝は霜が降りていたようで、日陰には霜柱が。
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今月の私たちの定休日は1週目から今週まで、西米良村(虹鱒釣り)/霧島エリア(山歩き)を繰り返しており、同じ山域に3週連続通うと「先週まで咲いていたアザミが枯れてるね」「紅葉もだいぶ落ちた」と、わずか1週間での変化に気づかされます。(西米良では虹鱒の変化に気づかされるように。)前日の西米良村では雪虫も見かけましたし、冬がどんどん近づいてきています。地元の北海道は雪が積もりました。(それでも例年より遅い方です。)

冬枯れのツクシコウモリソウの綿毛
40年ぶりの山歩き
店主を先頭に理事さま、私と続き、フライフィッシング を始めたきっかけやその頃のお話、山岳部時代のお話などを伺いながら、歩いていきます。「ずっと歩いていなかったから、二人に迷惑掛けなければいいなぁ」と心配をされていましたが、足取りは軽やか、景色を眺めては「気持ちいいなぁー!」と笑顔で歩かれております。「道具や服装もかなり進化したなぁ!」と、新しいトレッキングブーツも気に入っていただき、樹林帯を出て稜線へ。景色が開けると開放感が一気に増します。

なんて素敵なブルー!!
桜島もくっきりといつもよりも近く見え、澄んだ空気に素晴らしい青空。40年ぶりの山歩きが素晴らしい秋晴れの日に見舞われて良かったと心底感じました。
絶景かな、絶景かな
韓国岳の8合目からはとても好きなトレイル。周りが開けて、天空の道を進んでいくみたいな開けた景色。青い大浪池が見下ろせ、さらに進んで行くとドーンと両肩を張って構える高千穂峰と、白い噴煙を上げる迫力のある新燃岳が目に飛び込んできます。理事さまの後ろで、理事さまのリアクションを楽しみにしておりました。

「ヒュー!絶景かな、絶景かな」
「絶景かな、絶景かな」と、景色を眺める理事さま。昔歩いた、大隈半島の山々のお話もしてくださいました。本当にこの日は、空気が澄んでいたようで、遠く屋久島まで見渡すことができました。「韓国岳から屋久島まで観れるのは、なかなかないよ」と店主に言われ、私もしばし景色に見惚れてしまいました。カラッと晴れた空がとても気持ち良いです。

青空とミヤマキリシマ
やっぱり、秋冬の青空っていいですね。大好きです。山からの景色・空の色、季節それぞれに大好きなものが沢山です。高千穂峰や新燃岳の輪郭がくっきりと見え、いつもと見慣れた景色のはずが、いつもと違った雰囲気に感じられます。先に登られていた方々も、皆さま気持ち良さそうに景色を楽しんでおられました。登り始めは風が強く冷たく、山頂はかなり冷えて、ゆっくり景色を眺める時間はないかと思っておりましたが、太陽の光が暖かく風も弱まっており一安心。

山頂へ行く前にここで景色を見ながら小休止。背中に当たる太陽の日差しがポカポカと暖かい。
山頂でのんびりと
「さて、山頂標識とご対面してくるかな」と、最後のひと登りをされ無事に登頂。

登頂おめでとうございます! (撮影 : 店主)
しばし周りの景色を楽しまれ、休憩のお供に暖かいぜんざいを用意させていただきました。「お! ご馳走だ!」と、喜んでくださって嬉しかったです。

いそいそと準備中
山歩きも釣りも
素晴らしい景色と青空の下、下山するのが後ろ髪を引かれる思いでしたが、ゆっくり下山。

お天気に恵まれたこの日に感謝
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数十年ぶりに山歩きを楽しまれ「命の洗濯をした気分。ありがとう!」と言ってくださった理事さま。私たちも素敵な楽しい時間を過ごさせていただきました。山歩きも釣りも年を重ねても楽しめる素敵な趣味。自分の体力に合わせて行き先や行程を選べば、ずっと楽しめます。春の新芽のグリーンが綺麗な頃や花々が咲く頃の山歩きも楽しんでいただきたいです…が、その頃は渓流釣りも解禁で忙しい季節だからな笑…と話す理事さまと店主。やりたいことが沢山あってバッティング。贅沢な悩みです笑
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